2017年6月22日木曜日

この時期になると思い出す感覚

初めて台湾に行ったのはもう記憶も辿れないほどの大昔。
フリースとマフラーが必要だった冬のことでした。
日本と近い国なのに、こんなにも異文化感を感じるなんて!!と
ついた初日は興奮で寝付けないほどでした。
何気なく旅行で行った台湾は、その後長らく私の心を離さず沁みついたままでおり
その数年後には、少しの期間生活するため舞い戻るのでした。
旅行とは違う感覚に押しつぶされそうでしたが、それよりもなによりも
6月の湿った空気と日本とは違う濃厚な空の青に幸せを感じずには
いられなかったのを、今でも鮮明に思い起こします。

あれから何年も何年も経って、日本から見る台湾は大きく様変わり
したように思います。
大きな建物が建って、綺麗に整備され、あの頃には無かった便利なものが
たくさん増えて。
ああ、今ならもっと楽な生活ができのねー。なんて羨ましく思い、反面は
あの頃の「私の大好きな台湾」の面影を追う事が出来なくなったら残念
だなぁと思うのです。

6月が来るとどうしても避けては通れない、この気持ち。
きっと来年もその次の年もずっと巡ってくるのだと覚悟してます。



<張仰華feat.杜紹穎 :艾伊達尼('A I Daa Ni) >

長い横断歩道を渡る美しい場面。
私も同じようにスローに見えたことがあります。本当にぐっときます。